
3月28日 気温19度 水温22.5度
ダイビングは、水中という、本来人間が活動できない環境でのレジャーです。
小さな不安やいつもと違う体調不良がきっかけとなり、トラブルが発生し、事故に繋がります。
初めて出会った人と一緒にダイビングする事もあるので、周りに迷惑をかけてしまうという気持ちから、なかなか言い出せなかったりもしますね。
でも、遠慮せずに申告してください。
ギリギリまで我慢して耐えられなくなって申告、ではなく、まだ火種が小さい時に申告してください。
昨日は4名で潜りました。リピーターゲスト2名、新規のゲスト2名。お互いが『初めまして』です。
皆さん、ダイビング本数は300本以上。
風が強くて波も高くて、高速船は欠航するぐらいでしたが、1ダイブ目はできる限り穏やかなポイントにいくため、高波を乗り越えて、島の裏側に回って波がない場所へ。
流れの影響がない場所にボートを係留して、ボート下でウェイトチェックからウォーミングアップをしました。
この時には、不安も体調不良もなく、OKサインをいただいてました。
浅場から-10mまで下りて、砂地を移動し始めてから数分後、『怖い』という申告をされた方がいたので、浮上しました。
急に不安が襲ってきて心臓がバクバクされたそうです。
不安になってすぐの段階での申告だったので、パニックになる事はなく落ち着いて水面まで出れて、ボートに上がる事ができました。
もしも、我慢を続けて、もう限界・・・となった時には、僕に申告する余裕もなく、水面に向かって急浮上でしょう。早く水面に上がりたい、早くレギュレーターを外して地上の空気が吸いたいという精神状態になり、レギュレーターを水中で外して、急浮上をしてしまうパニック状態に陥る事もあります。そうなると、海水を誤飲して、溺水になります。
ダイビング事故を防ぐ方法は、事業所側の努力も必要ですが、ゲスト自身がどのような行動を取るのかという意識を持ってもらう事も大切です。
今回は、不安を感じてすぐに申告していただけたので、事故にはなりませんでした。
『すいません』と謝られる姿に対して、他のゲストたちからは、『不安になる気持ち、分かりますよ。』『私もそういう経験ありますよ。』『気持ちが落ち着いたら、もう1度浅い場所で潜ってみましょうよ』と声をかけていただき、本人も前向きな気持ちになったので、2本目は浅い場所でフィッシュウォッチングをして楽しみました。
そして、今日も一緒に潜る事ができました。
ゲストの皆さんの優しい心遣いに感謝します。
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『中性浮力がうまくとれず、もっと上手になりたい!』『苦手な潜降を克服したい!』といったゲストの応援をしたく、今まで以上にダイビングが好きになるお手伝いをしたいと考えています。 Cカードを取って間もないダイバー、ブランクのあるダイバーなど、不安を抱えるダイバーのサポートもしております。