オルターダイブの『千変万化』|座間味島より

オルターダイブの海・陸・日常をお伝えします!

安全停止と浮上速度

今日は『安全停止と浮上速度』に関してお話ししたいと思います。

 

エキジット前に水深5m前後で3分間留まって窒素を抜くのが、安全停止です。

ほとんどのダイブコンピューターに安全停止のカウントダウン機能があります。

カウントダウンが終了し、安全停止が終わったからといって、気を抜かないでください!

水面に浮上する際に、-5mからBCに空気を入れて浮上している方、いませんか?

フィンキックして泳ぎながら10秒もかからず浮上している方、いませんか?

 

どちらもNGです。

 

他のダイバーを待たせないよう、速やかに浮上するのが良いと思った。

安全停止が済んだから、何も考えずに水面まで一直線に上がって良いと思った。

このように誤解をされているダイバーが、ビギナーダイバーだけでなく、何百本と潜っているダイバーでもいらっしゃいます。

 

-5mから0m(水面)は、最も水圧の変化が大きい5mです。

水圧の変化が大きいという事は、血液や組織に溶け込んだ窒素が、気泡化するリスクが高くなります。

 

安全停止を終えたとしても、窒素はまだ溶け込んでいます。

全ての窒素が抜けたわけではありません。

安全停止を終えてから水面に浮上するまでこそが、最も浮上速度に気をつけて、ゆっくりゆっくりと水深を上げないといけません。

イメージとしては、-5mから水面までは30秒から1分かけてください。

そのぐらいゆっくりでいいです。

 

僕は-5mで安全停止を始めて、-5mに1分、-4mに1分、-3mに1分で安全停止を終わらせて、-3mから30秒から1分ぐらいかけて浮上しています。

アンカリングの時もドリフトダイビングの時もです。

 

ドリフトダイビングの時は、自身のダイブコンピューターで水深管理をしつつ、ガイドと同じ水深なのかを気にすると良いですよ。

コンピューターとだけ睨めっこしていると、だんだん深くなっていったり、だんだん浮いていったりするものです。

周り(特にガイド)と同じ水深かをチェックする事で、浮上のタイミングも揃います。

 

今一度、浮上速度に気を使ってみましょう!

 

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